令和3年12月28日(火)に開幕した第100回全国高校サッカー選手権大会に出場しました。本校は6年ぶり2回目の出場でした。
 1回戦は丸岡高校(福井県)との対戦でした。開始早々からチャンスを作り、前半13分に田中大翔選手(3年)がドリブルからシュートを沈め先制点を奪いました。前半22分にはゴール前の混戦から、最後は石川己純選手(3年)が押し込み追加点を奪い、前半を2-0で折り返しました。
 後半3分には、石川選手のラストパスを鈴木章斗選手(3年)が倒れ込みながら上手く右足で流し込み3点目を奪いました。その後は相手の猛反撃を受けますが、西田祐悟選手(3年)櫻本亜依万選手(3年)を中心に無失点で抑え、選手権初勝利をあげました。
 2回戦は奈良育英高校(奈良県)との近畿勢対決となりました。立ち上がりから相手の気迫に圧倒され、猛烈なプレッシャーで攻撃の糸口が掴めませんでした。それでも前半18分、サイドを破った今西一志選手(2年)のクロスを石川己純選手(3年)が押し込み先制しました。リードをしたことで次第にペースを掴み、前半25分には田中大翔選手(3年)のゴールで追加点を奪い、鈴木章斗選手(3年)が前半28分、38分、43分と15分間で3ゴールを奪い、前半を5-0で折り返しました。
 後半も5分に石川選手、20分、24分に鈴木選手がゴールを奪いリードを広げ、守備ではGK山形慈温選手(3年)の安定したプレーで無失点に抑え、8-0で勝利しました。
 3回戦は優勝候補の青森山田高校(青森県)との対戦となりました。試合開始から攻守にわたって積極的に仕掛け、立ち上がりの主導権を奪いました。しかし、前半15分に左サイドからクロスボールをあげられ、オウンゴールで先制点を献上してしまいました。失点後もしっかりと切り替えてゴールを奪いにいきますが、CKのチャンスに合わせた西田選手のシュート、ゴール前の混戦から放った石川選手のシュートも枠を捉えることができず、前半を0-1で折り返しました。
 後半も立ち上がりから仕掛けますが、後半3分、12分と2ゴールを奪われ、0-3となりました。それでも諦めずに戦い続け、19分には松本楓悟選手(3年)のロングスローから鈴木章斗選手(3年)が押し込み1点を返しました。しかし、その後の決定機でゴールを奪うことができず、1-3で試合終了となりました。
 6年ぶり2回目の全国の舞台はベスト16で幕を閉じました。今大会優勝校に敗れはしましたが、持てる力のすべてを出し切ったと思います。悔しさと同じくらい、達成感のある敗戦でした。
 応援してくださった学校関係者や保護者の方々などの支えがなければ、ここまでくることはできませんでした。サポートしてくださったすべての方に感謝しています。この経験を糧に、日々努力していきたいと思います。本当にありがとうございました。今後も阪南大学高校サッカー部をよろしくお願いいたします。