進路学習プログラム−4つのカテゴリーを重ねながら進路学習を実践

4つのカテゴリーで行う進路学習プログラム

職業、必要な学問、その学問を学ぶことのできる学部学科などを系統学習。こうした学習の中から、自分の興味のある、そして目標とする「仕事」や必要な「学問」を発見。自分の将来を考えるうえで必要な知識について学びます。

卒業生からのエール

障害を越えた、バスケへの想い。
生まれつき右足の骨に障害があったのですが、小学校時代からオリンピックを夢見るほどバスケットボールが大好きでした。ドクターストップを宣告され、手術したのが中学2年の夏のこと。
ちょっと練習するだけで足が捻挫のように腫れていたから、その日が来るのは自分でも覚悟していました。でもなかなか受け入れることができず、毎日泣いて泣いて。
マネージャーやトレーナーでもいいかとあきらめかけたところ、母が「どうせ見ていたらやりたくなるでしょ。だったら車椅子バスケをすれば?」と。その一言をきっかけに、この競技を始めました。やってみて分かったのは、格闘技並みに当たりが強いこと。機械音が響き、火花が散り、タイヤの焦げる匂いがする。
そんな普通のバスケと違う感覚が新鮮でした。
でも何よりも、単純にバスケができる喜びが大きくて、すぐに夢中になりました。高校1年でオーストラリア遠征に参加。外国人と試合する中で、小さいころの夢だった「日本代表になって世界に出たい!」との想いに再び火が着いて、クラブチーム「カクテル」に入団して本格的に取り組むようになりました。

周りの応援も力に変えて。
阪南大高に入学したのは、車椅子バスケへの理解も大きかったです。
クラブチームでの活動が中心なのに、バスケットボール部に所属させてもらえて。たまに練習に行けば、迎え入れてくれる雰囲気があたたかくて。マネージャーの友人がパスを投げてくれたり、練習の手伝いまでしてもらいました。また、海外研修でニュージーランドにホームステイし、語学だけではなく人の多様性も学べました。
いろいろな価値観を許容できるようになった経験が今、チームメイトとの意思の疎通にも役立っています。車椅子バスケと出会って実感するのは、夢は叶うということ。その夢は変わってもいいんです。私もオリンピックからパラリンピックへ変わりました。でも夢を叶える過程で努力していることには変わりない。その努力はいつか違うカタチでも報われると思うのです。もうひとつ、夢は語ることが大事。周りに言えば応援してくれます。そのたびに「あきらめたらあかん」と思えるじゃないですか。人が助けてくれたら道が開けるかもしれないし。
私には普通のバスケでは得られなかったものがいっぱいあります。こんな人生は歩んでいないはずと、いつも思います。

車椅子バスケットボール選手 カクテル所属
国際コース(現・総合進学コース)平成18年度卒業

網本 麻里さん