今年も第14回全国高等学校軽音フェスティバルにエントリーし、最優秀賞(洋楽カヴァー部門)を受賞しました。2014年度に初めて最優秀賞をいただき、昨年度に続き3度目の受賞です。全国高文連が後援する公的な大会での受賞は、私たちの部にとっても意義深いものです▼この大会、昨年度の本選はWeb開催でしたが、念願叶い、今年は大阪城音楽堂に戻ってきました。しかし、まだまだコロナ禍の影響は免れず、無観客配信での開催。それでも、あのステージで演奏できることは特別なことです。とりわけ今年度取り組んだ楽曲は、広いステージでこそ映えるので本当にありがたく思いました▼まずは、この状況下、高校生が頑張れる場所を確保してくださった大会本部、スタッフの皆さんには感謝申し上げたいと思います▼今年、阪南大高軽音が取り組んだのは、マーク・ロンソン feat.ブルーノ・マーズの「Uptown Funk」。普段聴き慣れないFunkというジャンル、しかも男性ボーカルの楽曲を女子部員が歌うという難しさにチャレンジしました▼ビートが平板にならないように、そして大きなうねりを作ること、ウラをしっかり意識したリズムが作れることが大切。スタジオでのアンサンブル練習だけでなく、まずはビートとリズムを身体で感じられるよう、音源を聴きながら歩く、ということにも取り組みました。このビートやリズムは、なかなか私たちにはない感覚で如何ともしがたいところはあるのですが、せっかくこのような楽曲に取り組むのですから、そういった身体の使い方やリズムの感じ方の違いも学んでもらいたかったのです▼その甲斐があったのでしょうか、このような結果に結びつき何よりだと思います▼大会への取り組みは、受賞につながることも大切ですが、部活では、そのプロセスで何を学んだかがもっと大切です。音楽的なことだけでなく、クラブの運営や部員や友人や家族との関係も含めて、どのようなプロセスを経て当日に至ったのか、それを認識してほしいと願います。これからも単に「楽しかった」ではなく、深く思いを至らせることのできる軽音楽部の活動にしていきます。この取り組みに際し、たくさんの方からの応援をいただきました。ありがとうございました。