今年もWe are Sneaker Agesの予選にエントリーしました▼同じクラブでも、メンバーは毎年変わります。まして、大会の演奏メンバーは少人数であるが故に、その変化はさらにダイレクトに感じられます。今年のクラブは、がむしゃらに突き進んいくというよりは、部員同士への気遣いを大切にする優しい部員の集団。また、過去の部員と大きく異なるのは、中学時代にすでに軽音楽部を経験していて、しかもスニーカーエイジ中学校大会出場経験のある部員がかなりいるということです。そもそもスニーカーエイジで多くを学びながら成長していきた阪南大高軽音にとって、このような部員は、入部段階で見ているものが同じですから、目標を共有しやすいと言えます▼スニーカーエイジという大会は年々難しくなってきています。エントリーするからには目標はグランプリ。そのためには、いろいろな要素を整える必要があります。今年は桑田佳祐&ミスターチルドレンの「奇跡の地球」を演奏楽曲として選びました。歌詞とリズムの難しさが際立つ楽曲です。この楽曲に決まったのは6月2週目。スニーカー予選に間に合わせるにはぎりぎりのタイミング。例年よりも、スニーカーのバンドの練習時間を多くして、楽曲決定の遅れを取り戻そうとしました。また、この楽曲は、現在ではスコアが手に入りません。MIDI音源などを参考にしながら、耳でコピーしていきます▼そうやって手を掛けていると、今度は応援が手薄に。応援とは名目で、演奏と「応援」メンバーが、楽曲の持つ意味を共有して、音楽と演技で表現していきます。応援メンバーも、演奏しないからといって、歌詞の意味やリズムを無視することはできません。手に持つ応援グッズもパーカッションと同じです。阪南大高軽音楽部全員で世界を表現します▼結果は優秀校賞!と喜びたいところですが、手放しで喜ぶことはできません。クラブ全体のエネルギーが全く足りていない。グランプリ大会に向けてエネルギーを高め、年末12月28日、素敵な音楽フェスにしたいと思います。