全国高等学校柔道選手権大会 大阪府予選会【男子】

シード校を破りベスト16に進出!
見事、来年度のシード権を獲得しました!

 11月19,20日に堺市立大浜体育館において『全国高等学校柔道選手権大会 大阪府予選会』が開催され、全国大会・近畿大会出場を懸けて熱い闘いが繰り広げられました。この2日間は男子の団体戦と個人戦が行われ、本校からは13名の男子部員が出場しました。
 今大会の団体戦は5人対5人の勝ち抜き方式によって行われますので、より一層チームの団結力が勝敗に大きく影響を及ぼします。1回戦は興國高校との対戦でした。まずは重要な先鋒戦(※下記参照)。先鋒の選手は、試合の流れを作るという重要な役目があり、最低でも引き分けることが求められますが、本校選手はまさかの一本負け。悪いスタートとなりました。勝ち抜き戦ですので相手校の先鋒はそのまま残り、こちらは次鋒の登場です。悪い流れを断ち切りたいところで、次鋒の今西君(2年)がその期待に応えてくれました。開始10秒、電光石火の背負い投げが決まり見事な一本勝ち。試合を振り出しに戻しました。その後、抜きつ抜かれつ一進一退の戦いが続き、本校は大将の藤田君(2年)の登場となりました。相手校はまだ副将の選手ということで、本校が勝利する為には相手の副将と大将の2人を勝ち抜かなければなりません。序盤、引き分けを狙う相手選手からなかなかポイントを奪う事ができませんでしたが、果敢に攻め続け最後は小外掛けで一本勝ち。そして、いよいよ大将同士の戦いに持ち込みました。藤田君は先程の戦いの影響もあり息の上がった状態で、しかも相手の大将は3階級重い選手という不利な状況です。試合開始直後から相手の猛攻を受け苦しい立ち上がりとなりましたが、中盤に藤田君の隅返しが決まり、技ありポイントを先取しました。相手はポイントを取り返そうとさらに圧力をかけてきましたが、それを巧みにさばき、試合終了。1人残しで本校の勝利となりました。
 続く2回戦はシード校の大阪商業大学高校との対戦でしたが、この試合も大将戦までもつれ込む激闘となりました。相手の先鋒に2人抜かれるという苦しい立ち上がりの中、徐々に差を詰め、1回戦と同じく最後は藤田君が2人を勝ち抜き、逆転での勝利となりました。大将戦では藤田君の豪快な小内刈が決まり、相手選手が宙を舞う見事なー本勝ちでした。
 3回戦は第4シードの金光藤蔭高校との対戦でした。金光藤蔭高校とは昨年もこの大会で対戦しており、その時は大敗し苦い経験をしております。今回は雪辱を果たすべく、選手全員が果敢に立ち向かいましたが、まだまだ上位校との力の差は開いており3人残しで敗退しました。目標としていた男子団体戦での近畿大会出場は叶いませんでしたが、ベスト16に進出したことにより、上位16校に与えられるシード権を3年ぶりに獲得することができました。
 個人戦では、各階級の優勝者が全国大会に、ベスト4の選手が近畿大会に出場する事ができます。各階級で本校の選手たちにも十分にチャンスはありましたが、実力を発揮しきれずに敗退し上位進出とはなりませんでした。
 さて、次は女子部員の出番です。11月26,27日に行われる大会で、男子部員が果たせなかった全国大会・近畿大会出場を目指します。「精力善用」「自他共栄」という柔道の理念を胸に、部員全員で力を合わせて稽古に励みますので、応援の程よろしくお願い致します。

※5人制の団体戦における配置順の名称。
先鋒(せんぽう)…1人目
次鋒(じほう)…2人目
中堅(ちゅうけん)…3人目
副将(ふくしょう)…4人目
大将(たいしょう)…5人目

【今後の予定】
11月26,27日  全国高校選手権大阪予選(新人戦)≪女子≫ in大阪市立修道館
12月18日(日) 南河内地区合同練習会 in阪南大学高校
12月24日(土) クリスマス会
12月29日(木) 稽古納め(年内最後の練習)
 

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