第68回大阪高等学校バスケットボール選手権大会が5月11日〜6月7日において開催されました。この大会は、上位2校が全国大会（インターハイ）、上位7校が近畿大会に出場できる、高校バスケットの「花形」ともいえる大会です。
　本校にとっても勝負といえる大会でした。1.2月に行われた新人大会で準優勝を果たし、全国出場への可能性を感じながらの戦いとなりました。その思いが裏目に出たのか、中央大会では苦戦の連続となりました。絶対的な強さのない本校にとっては、受け身の時間が生まれてしまうと一気にペースを失ってしまい、立て直すのに時間がかかりました。しかし選手たちは気持ちを切らすことなく、自分たちのバスケットを信じ我慢の時間を乗り越えました。前半リードされている展開が多くある中で、全国への思いを決して絶やさず、後半勝負の戦いを制しました。そして掴んだ全国への切符。1948年創部以来、初の全国出場です。
　今年は2年生が主体のチームとよく言われます。確かに能力や技術の高い選手たちが2年生にはいます。爆発力も3年生より高く、勢いがつくと「今までのチームと違う」という印象を持ちます。ただ、それ以上に3年生が我慢し、1人1人が役割をしっかり果たしてくれています。「スコアシートに載らない好プレイ」と言いますが、コートの内外で本当によく頑張ってくれました。今回の全国出場は、OBの方々や保護者の方々はもちろん、3年生を中心としたチーム全員の力で掴み取ったものだと思います。チームの新たな歴史を築いてくれた選手たちに心から感謝します。
　6月に行われた近畿大会では、2回戦で惜しくも光泉高校（滋賀1位）に惜敗しましたが、チームとしての収穫と課題は十分ありました。インターハイに向けて、更にチームを強化し全国で1つでも多く勝てるように切磋琢磨したいと思いますので、応援よろしくお願いします。

■第68回大阪高等学校バスケットボール選手権大会
※シードのため6回戦より出場
・6回戦　対　関西大学第一高校　＜68-53 〇＞ ベスト8
・7回戦　対　関西大学北陽高校　＜96-76 〇＞ ベスト4
・決勝リーグ?　対　泉北高校　＜81-72 〇＞
・決勝リーグ?　対　大阪桐蔭高校　＜103-88 〇＞
・決勝リーグ?　対　近畿大学附属高校　＜50-91 ●＞ 準優勝！

■第62回近畿高等学校バスケットボール選手権大会
　・1回戦　対　東大寺学園高校　＜89-70 〇＞
　・2回戦　対　光泉高校　＜68-80 ●＞