第57回 近畿高等学校柔道新人大会(男子個人戦)

 延長戦に突入する激闘を繰り広げたものの、惜しくも初戦敗退・・・

 1月23日に兵庫県姫路市の兵庫県立武道館で近畿大会(個人試合)が開催され、男女各7階級に分かれ熱戦が繰り広げられました。この大会は、2府4県それぞれの予選を勝ち抜いた上位4名のみに出場資格が与えられます。本校からは、昨年11月の大阪府予選の男子66kg級で3位に入賞した藤田剛君(総合進学コース1年)が出場しました。
 初戦は龍谷大平安高校(京都府代表)の選手との対戦でした。序盤から藤田君が積極的に攻撃を仕掛け、内股や大腰で相手を大きく浮かせる場面が数多く見られましたが、相手選手もこちらの攻撃を巧みにかわし、カウンター気味の技を仕掛けてきました。そして、両者ポイントのないまま3分間の試合が終了し、延長戦に突入しました。延長戦は時間無制限のゴールデンスコア方式(どちらかがポイントを取れば終了)で行われます。延長に入ってからも一進一退の攻防が続き、手に汗握る大接戦となりました。試合が動いたのは2分過ぎ。やや疲労の色が見え始めた藤田君を相手選手が攻めたて、藤田君は不用意に場外に出てしまいました。ルールでは、消極的な動きで場外に出てしまうと反則ポイントを取られてしまいます。主審が試合を止め、2名の副審を呼び寄せ合議を始めました。その結果、藤田君に指導(反則ポイント)が与えられ、勝負あり。5分を越える熱戦は、ほんの少しの隙から生まれたミスにより幕を閉じました。
 勝てるチャンスはあっただけに、悔しい敗戦となりましたが、選手は良く戦い抜いてくれました。何より、1年生で大阪のベスト4に入って近畿大会に出場できたことは、今後の成長に繋がる貴重な経験になったことでしょう。来年もこの舞台に立つという目標を、彼だけではなく全ての部員と共有したいと思います。
 今後の柔道部のさらなる飛躍にご期待ください!!

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